全世界同時公開!災害医療AI支援管理システムが第23回世界災害救急医療会議で初公開
5月2日から6日まで、第23回世界災害救急医療会議が東京で開催されました。会議では、中国移動(成都)産業研究所の中国移動救急チーム、四川大学華西病院が共同開発した「災害医療AI支援管理システム」(災害医療に特化した大規模言語モデル)が世界に向けて公開されました。
世界災害救急医療会議は、世界災害救急医療協会(WADEM)が主催するものです。WADEMは災害医療に特化した国際機関であり、世界55カ国から多くの分野にわたる会員が参加しています。世界中から900人以上の代表者が会議に出席し、災害医療、病院前ケア、緊急管理、そして複雑な人道危機における保健に関する研究と経験を共有しました。
四川大学華西病院救急科・災害医学研究センターの博士研究員である王婉婷氏は、フォーラム共有セッションにおいて、AI技術を基盤とした救急医療記録のインテリジェント生成システムの実用化シナリオを初めて公開しました。同時に、成都研究院が独自に開発したインテリジェント救急システムの中核概念を出席した専門家や学者に紹介し、プロジェクトの中核技術支援チームの状況を共有しました。
システムの核心技術は、成都研究院が先駆的に開発した災害救援分野におけるマルチモーダル大規模モデルを基盤としています。音声認識、声紋認証、意味理解といった先進的なAI技術を革新的に統合し、救援現場での音声データのリアルタイム変換とインテリジェント分析を実現します。まず、声紋認証技術を最適化し、医療従事者の身元を自動確認します。次に、自社開発の医療意味理解エンジンが、負傷内容の重要な要素をインテリジェントに分析します。同時に、電子カルテシステムと連携し、各医療分野の自動入力を完了するとともに、国際基準に適合した構造化された現場カルテも同時に生成します。
「災害医療AI支援管理システム」のグローバルリリースは、災害医療分野におけるAI技術の応用を促進する重要な一歩です。今後、成都研究所は華西病院との協力をさらに深め、AI+救急救助の分野をさらに発展させていきます。マルチモーダル大規模モデルの革新的な融合を通じて、救助効率を向上させ、世界の救急救助と災害医療の進歩と発展に中国の英知をさらに貢献していきます。