甲秀楼から東京タワーへ――「爽爽貴陽」観光・経済・不動産プロモーションイベントが日本で開催

日中商报 2025-06-30 15:44:00

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6月17日午後、「爽爽貴陽・六爽の魅力」をテーマとした「爽爽貴陽」観光・経済・不動産プロモーションイベントが日本・東京で盛大に開催された。貴陽市の王宏市長が代表団を率い、日本の観光業界関係者やメディア関係者と交流座談会を行った。


東京は繁華な都市を象徴し、貴陽は自然との共生を体現している。イベント会場では、貴陽市文化観光局の胡琳局長が「貴陽観光推薦官」として登壇し、「爽身、爽心、爽眼、爽口、爽購、爽遊」の六つの観点から、貴陽ならではの観光資源とその魅力を紹介した。

特に、日本のバラエティ番組で人気を博した貴州料理や、朝日新聞でも取り上げられた貴陽の「小老費(シャオラオフェイ)」、さらには早朝にコーヒー、夜にアルコールを楽しむ「早C晩A」文化と、貴陽のクラフトビールバーが注目を集めた。胡琳局長は日本の皆様に向けて、「美食と美景を楽しみに、ぜひ貴陽を訪れてください。貴陽の“爽”を体感し、陽明先生の足跡を辿る心の旅にも出かけましょう」と熱意を込めて呼びかけた。

「貴州と日本には、文化面で多くの共通点があります。例えば、“発酵三日月地帯”と呼ばれるエリアに位置し、世界でも最古かつ豊かな発酵文化が残されています」。こう語ったのは、貴陽出身で日本在住のインフルエンサー・徐林婧氏。彼女は自身の体験を交え、貴州の苗繍(ミャオ刺繍)と鹿児島の伝統工芸の類似性や、餅つきなどの風習が両地域で共鳴していることなど、興味深い文化的共通点を紹介した。さらに、貴州料理が日本の人気ドラマ『孤独のグルメ』に登場し、一躍注目を浴びたことも紹介され、異文化ながらも“どこか懐かしい”味覚体験が、両国の文化的な架け橋になっていると語った。


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会場では、貴州貴旅国際旅行サービス有限公司が、「多彩な貴州・陽明を訪ねる旅」「黔程の旅・トレンド貴陽」などの訪中ツアー商品を発表。「貴陽で120時間過ごしていただければ、かつてない素晴らしい旅を提供します」と、黄訾総経理が自信を込めて語った。


また、日本の旅行専門誌『中国紀行 CKRM』の川田大介編集長は、「日本で最も人気があるのは漫画・アニメ・ゲームですが、私が実際に見て、体験した貴州の魅力はそれ以上でした」と述べ、「日本と貴州は違うけれども、多くの共通点があり、現代のトレンドに合った方法でPRすれば、きっともっと多くの日本人が貴州に興味を持つ」と期待を寄せた。


日本旅行業協会(JATA)の石川事務局長も登壇し、「貴陽は自然観光資源に恵まれ、地形も多様で、多民族が共存する非常に魅力的な都市です。今回の交流を機に、観光分野における日中間の相互協力をより一層進めたい」と述べた。


貴陽〜大阪直行便の就航により、日本から貴州への“文明の旅”が現実となり、急速に展開されている。今回のイベントでは、文化観光分野における交流をさらに深めるため、貴州貴旅国際旅行サービス有限公司と日本の観光企業が訪日・訪中旅行者の相互送客に関する協定を締結した。


また、今回のプロモーションでは、貴陽の「良質な住宅」を重点として紹介。避暑地としての“渡り鳥ライフ”を提案し、温泉療養、マウンテンスポーツなどの魅力的な生活スタイルを体験できる別荘の購入を促進した。日本の企業家に向けては、QFLP(外国企業向け株式投資制度)などの制度を活用した貴陽への投資協力も呼びかけられた。


今後も、貴陽市は日本との観光、文化、経済、ビジネス分野における連携を強化し、政策発表、協定締結、双方向の観光送客などを通じて、新たな観光消費シーンの創出と、貴日間の文化観光協力のさらなる発展を推進していく予定である。


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