兗州「天下第一の剣」

兗州博物館に特別なホールがあり、ある文物を展示するためにデザインされた。その文物は兗州博物館の宝物―清康熙鎮水鉄剣である。長さは7.5メートル、重さは1539.8キログラム。現時点までに、長さであれ、重さであれ世界でまれな存在で、「天下第一の剣」と言われている。この剣の源に関する物語がある。

兗州の東の金口坝の辺りで、3の川がここで合流し、別々に沂河、洙水と泗河である。沂河と洙水は泗河に合流してベルトのように兗州城を回って、微山湖を通じて大運河に入れる。泗河の曲がり角の南大橋の下、1988年春のある午前、泗河沿岸の農民たちはいつもの通りに枯水期の底に砂を掘っている。突然、ある農民は何かを掘り、力が大きすぎて、足をシャベルで傷付けた。皆は引き続き砂を掘って、黒い鉄の塊が発見された。そして、この鉄の塊は大きすぎて、2日間もかけた。それは巨大な剣なのだ。村民は興奮すぎて、文物機関に伝えた。文物機関のスタッフは現場に到着して、トラックで兗州博物館に運ばれた。

その剣の上「康熙丁酉二月知兗州府事隂金一鳳置」の文字がある。即ち、この鉄剣は清康熙丁酉二月すなわち1717年2月、当時の兗州知府金一鳳氏による製造された。

兗州知府は何のためにこの巨大な剣を製造したか。1712年夏、泗河で洪水が出て、南大橋を破り、住民に大きな災難をもたらした。兗州の知府の金一鳳氏は橋を固めた。数年後、水害を予防するため、金一鳳氏は自分の一年分の給料を使って、3丈の剣を製造し、河底に挿し入れ、伝説での蛟竜を降伏し、水害を徹底的に取り除こうと望んでいる。しかし、この剣は河底に押し流した。1988年の春まで、もう一度発見された。

この300年の歴史のある鎮水剣は国家一級文物に認定された。この剣は兗州でよく知られ、兗州博物館の宝物になった。